2020年6月5日公開 『ミステリーニュースステーションATLAS』の記事について
【何が起こったのか】あの懐かしのアニメ番組、突然の再放送中止!?
文:江戸前ライダー ミステリーニュースステーションATLAS編集部
(公開日:2020年6月5日 最終閲覧日:2020年6月7日)
やはりこういう炬燵記事が登場しましたね。
放映中止の理由は不明としながらも、差別表現の多さが原因と印象操作したいらしく、放映を楽しみにしていた側の人間にとってはいい迷惑です。
なお、これまで再放送が困難だった大きな理由として、差別的な表現や台詞が多く含まれていたことからも、
この文章には疑わしい点が2つあります。
まず「これまで再放送が困難だった」という部分。実際は地上波、CSともに再放送が幾度かされています。
例えばWeb上でしばしば転載されているアパッチ野球軍の動画や画像は、多くが東映チャンネルの再放送時のものです。
好ましい状況ではありませんが、三角ロゴ入りの画像等は比較的容易に検索できてしまいます。
再放送の回数が少ないと言われても、まあ「ルパン三世」などの大ヒット作を再放送した方が喜ばれますしね、としか思えません。
次に「差別的な表現や台詞が多く含まれていたことからも」の部分です。
この「多く」とは何と比較しているのでしょう。同年代に放送されたアニメでしょうか。それとも現代のアニメでしょうか。
また、差別的な表現とは何を指しているんでしょうか。
これらを全く示していない時点で、筆者は本編を視聴していないのは当然として、調べる気も一切無いのでしょう。
作品の精査を全くしていないにも関わらず、
「差別的で、今では放送が出来ない作品だった」
と、ふわっとした印象だけの記事を公開するのは、風評被害そのものです。
私自身、そのふわっとした印象でアパッチ野球軍を見始めたのですが、『差別的な表現』と言えるものがほとんど見当たらず拍子抜けしました。
そして差別的どころか、登場人物が貧富の差や偏見に負けず、野球を通じて対等な人間関係を築く物語でした。
古い作品ですから、現代の目線で見れば違和感がある部分も否めません。
ですが、その是非を論じるのはまず本編を試聴しているのが最低限の条件です。
最低限の条件すらクリアできていないのに、ふわっと
「差別的な作品だ」
と本来の作品の性質と正反対の印象付けをして、幾ばくかのアクセス数を稼ぐとは、炬燵記事にしても下衆でしょう。